東京都中古マンションリノベーション
-美食と極上の滞在を叶える家-
Contemporary Art Déco

雑誌モダンリビング第8回スタイリング・デザイン賞・ノミネート最終3作品

EY DESIGN東京上質マンションリノベーション、インテリア事例

プロジェクトの概要

東京都内の商店街や住宅街が広がる地域の低層マンション。
大学のキャンパスに隣接する築37年80㎡の中古マンションのリノベーション事例です。

住み手は旅行好きな30代&40代夫婦。
国内外のこだわりのホテルで食事や滞在を楽しむことが好きです。
コロナ禍の外出規制を経験したことで、家を非日常の空間にできたらと願い自邸を購入しました。
アートに囲まれた個性豊かなインテリアの中で、料理や食事、滞在を楽しめる家づくりを目指しました。

住み手の要望

  • 複数人で料理を楽しめる広いオープンキッチン
  • 人を招いてゆっくり食事やワインを楽しめるダイニング
  • 食後に読書でリラックスできるホテルラウンジのようなリビング
  • ロンドンのブティックホテルのようなおしゃれな寝室
  • 実際の面積以上の広さを感じられること
  • 家の断熱性能を高めて冷暖房効率UP
  • 素材と色彩豊かで個性的な海外スタイルのインテリア

デザインコンセプト

妻の好きなファッションの柄や模様からインスピレーションを得て、1920~30年代にニューヨークで花開いた装飾芸術”アールデコ”をテーマに、デザインコンセプトをContemporary Art Décoとしました。

大胆な幾何学柄、金属などのメタリックな素材、対比的なディープカラーを取り入れ、このコンセプトを家全体に貫いていきました。

リノベーション前

住み手が購入するまで、このマンションは5年間誰も住んでいない状態でした。
前居住者の物が置かれたまま、内装は古く、トイレやキッチンは壊れ、全面的なリノベーションが必要でした。

間取りの変更

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壁式構造のため躯体壁は撤去できません。撤去可能な壁を見極め、南側のLDKは可能な限り空間を広げました。
キッチンはL型+アイランドカウンターとし、和室はダイニングルームへ変更。
玄関からLDKは一続きの間とし、床材と天井高を変えることで緩やかにゾーニングしています。
ドアの位置や仕様を見直すことで、換気した時の風の通りを良くする一方で、断熱材の追加や二重窓を導入することで、家全体の断熱性を高めています。
使い勝手の良い収納を各所に設けると共に、随所にアートを楽しめる棚や壁を配し、どこから見ても美しく、片付けやすい空間を実現しました。

キッチン

【Before】40年近く前の閉鎖的なキッチン

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【After】複数人で料理を楽しめる広々としたオープンキッチンへ

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間仕切り壁を撤去し空間を広げ、1.9×3.6mの大きなL型とアイランドカウンターをデザインしました。

壁面には黒楽や織部などの茶器をイメージした国産タイルを貼り、ライン照明で照らすことでタイルの美しさが際立ちます。タイルは職人がひとつずつ現場でカットして貼っていきました。

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美しさをキープしながら、日常的に料理をしやすいよう収納や設備も充実させています。
中身が一目瞭然の引出収納は大容量。ビルドインオーブンレンジを設け、海外製大型食洗機やゴミ箱をキャビネット内に収納することで、美しさと機能性を両立させています。
カウンター上に出しっぱなしの家電は黒&シルバーで統一することで、黒い天板やタイルの背景に溶け込み、生活感がでないように工夫しました。

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夫婦で料理をしたり、カウンターで食事をしたり、ホームパーティーをしたり、暮らしの中心となるキッチン。

キッチンとリビングの間の柱には、アートを飾っています。
間仕切壁を撤去したものの一部が躯体で残ってしまったため、躯体壁を覆うように柱をつくりアートを飾る壁にしました。真鍮アートはロンドンのアンティークフェアDecorative Fairで仕入れた1950年代イタリアの作品です。

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リビング

【Before】

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【After】キッチンとつながる、伸びやかなホテルのラウンジのようなリビング

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リビングにはテレビを置かず、イギリスのハイエンドファニチャーTom Faulknerの金属テーブルを中心に、家具をシンメトリーに配置してホテルのラウンジのように仕上げました。
ソファはドイツROLF BENZの張地を張り替え、サイドテーブルはイタリアBaxter、鳥のテーブルランプはイギリスの彫刻家Margit Wittigの作品、メタルの天井照明はフランスのヴィンテージ。
一つ一つ造形に凝った選りすぐりのアイテムを選定しています。

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ソファ裏の壁一面には飾り棚をつくり、長年のコレクションをディスプレイ。
生活感が出がちなエアコンは配管を延長して移設し、飾り棚の上部に埋め込み、機器類の存在が出ないようにしました。

古い家具は張り替えてサステイナブルに

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ソファの対面にはラウンジチェアを2脚配置しています。
古いPHILIPPE HURELのラウンジチェアは、フランスMISIAの幾何学柄の生地で張り替え、蘇らせました。
上質な家具はリフォームすることで長く愛用でき、張地で個性を出すこともできます。

ダイニング

【Before】6畳の一般的な和室

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【After】ワインが似合う大人のためのダイニングへ大転換

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料理やワインを美味しくいただけるように、壁面はロイヤルレッド(塗装)をメインカラーとし、真鍮色のヴィンテージシャンデリアや英Tom Faulknerの大理石テーブル、光沢のあるカーテンで食卓を華やかに演出しました。

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西洋の設えではダイニングテーブルの背景にマントルピースやコンソールテーブルを置くことが一般的ですが、空間が狭かったため施工工事で壁に4cmの凹凸を作り、赤い塗装壁+柄の輸入壁紙で仕上げを変え、ミラーを飾ることで”フォーカルポイント(見せ場)”を作りました。

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ミラーやシャンデリアは、それ自体がアートのような存在感のあるものを選定。
ミラーに映るキッチンの景色が、なんとも美しい。

寝室

【Before】内装が古く、クローゼットは使い勝手が悪い

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【After】海外のブティックホテルのような、心ときめく寝室に大転換

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寝室はつい優先度が低くなりがちですが、プライベートな空間だからこそ、大胆なインテリアにチャレンジしやすい場でもあります。
深いインディゴブルーの壁面に、幾何学模様の壁紙を合わせています。
クローゼットも、たくさんの洋服を収納できるように刷新しました。

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ベッドはシングルを2台並べています。
特注のオーダーヘッドボードは幅・高さ・厚みを研究してデザインしました。
布張りヘッドボードは防音効果や断熱効果が高く、夜ぐっすりと休むことができます。

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幾何学柄の壁紙はベルギーKHRÔMA。ペンダントライトは英Tom Dixon、ナイトテーブルは英ヴィンテージ。
古いものと新しいものを組み合わせてコンテンポラリーにまとめました。
照明はホテルのように、部屋入口とベッド側でon/offできるようにしています。

廊下

【Before】狭い通路にドアがずらっと

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【After】見通しの良い明るいホールに大転換

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玄関からリビングは扉を設けずに、ひと続きの間としています。
収納の扉にミラーを貼ることで、景色が映り込み空間を広く見せる効果も。
廊下の途中には洗面スペースを設け、来客が気軽に使える配置としました。

玄関

【Before】1人立つのがやっと。狭い…

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【After】家具やアートで設えた、居室のような居心地の良い空間

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靴箱と壁を撤去し空間を広げました。
窓が2箇所になったことで、明るい光が差し込みます。
三和土(たたき)と廊下を同じタイルで仕上げることで、空間を広く見せています。
コンソールテーブルとチェアは英Tom Faulkner 。テーブルランプは英Porta Romana。
ランプ用に玄関にコンセントを増設しました。

リノベーション工事中

住み手の感想

家の中360度どこに目を向けても美しく、豊かな気持ちで毎日を暮らしています。
収納計画や動線の細かい部分まで考え抜いているので、常に綺麗を保てて気持ちよいです。
普段から綺麗にできるので、人が来る時にも家を整えるのが楽です。

特にキッチンがお気に入りで、広々としたカウンターでの料理が楽しく、毎日料理をしています。
この家に引っ越してから外食やデリバリーの頻度がぐんと減り、健康になりました。
寝室はヘッドボード、壁紙、カーテン…全てのバランスが居心地がよくて、毎晩「いい部屋だなぁ」と思いながら眠りについています。
夫はリビングがお気に入りで、在宅の際はラウンジチェアで一日の大半を過ごしています。PC作業、読書、空想にふけったり…。
夜にキャンドルを灯して食事をしたり、夫婦でソファで映画を見ながら、この家に引っ越せて幸せだなと毎回思います。

■この家を訪れた人の感想

・写真で拝見していてその美しさに圧倒されるかとおもいきや、実際にお邪魔すると温かく家庭的で居心地の良い空間でした。

・写真で見るよりも実際のお宅の方が断然素敵でした。
特に寝室は照明、壁、ヘッドボード、カーテンの色の組み合わせが素晴らしく、落ち着ける空間になっていました。キッチンやリビングは豪華なだけではなく、使いやすくスッキリ見えるよう工夫されており感激しました。

・決して面積は広くはないのに広く感じられ、これぞインテリアのなせる技、建築段階からバランスや色、デザインを考えに考えた結果なんだと思いました。プロがデザインした家とはこういう事なんだというのを見せていただけました。

・写真で拝見したときは色彩やデザインが際立ち、やや緊張感のある空間のように感じたのですが、実際は居心地がよく温かみのある「知恵の宝庫」のような素晴らしい空間でした。

【建物情報】
東京都 RC造集合住宅 壁式構造  2LDK(80㎡)
30,40代夫婦2人暮らし

【デザイン施工内容】
リノベーション、占有部分内の全ての配管を刷新、間取りの再構成、設備刷新、内装デザイン、照明計画、キッチンデザイン、造作家具、家具照明選定、カーテン・クッションなどのソフトファニッシング、アート、小物のコーディネート

【期間】
デザイン・設計6カ月、リノベーション3カ月、インテリア完成2カ月

【概算費用】
2800万円※
リノベーション工事+オーダーカーテン+新規家具
※家具・照明・ディスプレイ品の一部、全家電は既存利用のため含まず
※設計・インテリアデザイン料は含まず

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