

Contemporary Art Décor
Residential Apartment














築38年の中古マンションを購入した夫婦の住まいです。
料理やホームパーティー、旅行を楽しむ夫婦のライフスタイルに合わせ、給排水管の刷新や設備の刷新を含めたフルリノベーションを行いました。
細かく仕切られていた間取りは壁を取り払い、玄関からLDKまではあえて扉を設けず、床材の切り替えや天井高の変化によって、空間を緩やかにゾーニングしています。
壁に囲まれ閉鎖的だったキッチンは、間仕切りを撤去し、L型+アイランドのオープンキッチンへ。
料理を楽しむだけでなく、カウンターで軽食をとったり、仕事をしたり、住まいの中心となる場所へと生まれ変わりました。
海外製の食洗機や大きなオーブンも導入し、機能性を高めています。
6畳の和室は、ゆったりと食事を楽しめるダイニングルームへ。
リビングには大きな飾り棚を造作し、旅の思い出やコレクションを飾る場所をつくりました。
間取りや内装だけでなく、断熱性能を高めるために壁に断熱材を入れ、窓も二重窓にすることで、室内の快適性を高めています。
照明計画、コンセント・配線なども、日々の暮らし方に合わせて設計することで、機能的で快適な暮らしを実現しました。
インテリアは、1920〜30年代のニューヨークで花開いたアール・デコから着想を得て、テーマを「Contemporary Art Décor」に。
幾何学模様、クロームや真鍮などの金属素材、コントラストの効いた色彩を随所に取り入れ、現代の住まいにアール・デコのエッセンスを重ねています。
家具や照明器具は新しいものだけで揃えず、ヴィンテージ家具や照明を取り入れたり、古いソファやチェアの張地を新しくして再生したり。
国内外から集めたアートやオブジェも随所に配置し、夫婦の個性と遊び心が感じられる住まいに仕上げました。
この家は、EY DESIGN代表・山口恵実の自邸です。
中古マンションを購入し、2023年にフルリノベーションしました。
現在は自邸として暮らしながら、EY DESIGNのスタジオとしても使用しています。お打ち合わせの際にはお客様にお越しいただき、家具や照明、素材、アートなど、実際のインテリアをご覧いただくこともあります。
実際に住み始めて数年が経ちますが、とても暮らしやすく、今でも毎日のように「快適だな」と感じています。
特にオープンキッチンが使いやすく、この家に住み始めてから、以前より料理をするのが楽しくなりました。
前の家では、キッチンで複数の家電を同時に使うとよくブレーカーが落ちていたのですが、今回は使う家電やその位置をあらかじめ想定して回路を分けたことで、ストレスなく使えています。キッチンの壁面タイルが大好きで、毎日見るたびに気分があがります。
また、壁への断熱材の追加や二重窓によって断熱性能を高めたことで、夏も冬も快適に過ごせています。インテリアの美しさだけでなく、配線や断熱など、完成すると見えなくなる部分まできちんと考えることも、快適な住まいにはとても大切だと、実際に暮らしてみて改めて感じています。
リビングに設けた本棚は、撮影した当時から本が2倍ほどに増えました。
旅先で見つけたものや新しく購入したアートを加えたり、ディスプレイを入れ替えたりしながら、今も少しずつ変化させて楽しんでいます。
【実施内容】
間取り検討/リノベーション設計/設備選定/内装デザイン/収納計画/照明・配線計画/キッチン・洗面デザイン/建具・造作家具デザイン/ヘッドボードデザイン/家具・装飾照明/カーテン/アート/インテリア小物選定・スタイリング
【受賞歴】
本プロジェクトは、雑誌「モダンリビング」2023年スタイリング・デザイン賞の上位3作品に選出されました。
DATA
場所
東京都大田区
物件
築38年中古マンション
広さ
80㎡
設計・インテリア
EY DESIGN
施工会社
株式会社七保
撮影
後藤徹雄
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