こんにちは。EY DESIGNインテリアデザイナーの山口恵実です。
9月末に東京都大田区にある私の自邸兼スタジオ(築38年マンションリノベーション)で料理&インテリアのイベントを行いました。
テーマは「英国Styleのインテリアとおもてなし」
私が尊敬する食卓クリエイターであり、おもてなし料理&スタイリング教室SugarLab.の佐藤紀子先生(現在ロンドン在住)主催のイベントです。
おもてなし料理&スタイリング教室SugarLab.では、昔2年半アシスタントとして修業させていただきました。
普通では考えつかないような料理&高度なスタイリングを生み出していく、佐藤先生の圧倒的な感性・スキル・センスに、何度も雷に打たれました。私の人生の中で貴重な経験です。
尊敬する先生と一緒にイベントが開催でき、心から光栄です。
デリ風お料理と英国ワインで乾杯
ロンドンのスーパーのデリコーナーでおなじみの前菜を、佐藤先生流に再現したお料理に、イギリスチーズやケーキ、NYETIMBERのスパークリングワインをいただきながらの楽しいイベントです。
お野菜たっぷりの華やかなメニュー。
もちろんワインとの相性はVery Good!!!
アンティークシルバーウェアの基本と実践
ヨーロッパのアンティーク市を巡り、コレクションしたシルバーウェアとグラスを佐藤先生が20点程持ってきてくださり、本物の見分け方、逸品との出会い方、購入する際の心構えなど、基本と実践をお話くださいました。
同じブランドでも年代による違いや国ごとの違いなど、興味深いお話が盛りだくさん。
佐藤先生はコレクションしたアンティークウェアを、ただ飾るだけでなく、現代のお皿やカトラリーと合わせながら日常的に使っているそう。
ブランドやメーカー、年代情報などの知識はもちろん重要だけれど、最後は自分の「好き」や「感性」で選びとることを大切にね、という言葉が印象的でした。
英国流セオリーに基づいたインテリア
インテリアは私が担当し、会場となった私の自邸兼スタジオ(築38年マンションのフルリノベーション。事例はこちら)のハウスツアーを行いました。
人を招くことを意識した「間取りの考え方」や、インテリアのコンセプト「アールデコ」をどのように空間全体に貫いたかについてお話しました。
私は世界的に活躍しているデザイナーから英国流デザインセオリーを学び、ロンドンのThe Interior Design Schoolに留学しました。
コンセプトの作り方やインテリアセオリーは英国での学びを反映しています。
英国はじめ、国内外から取り寄せた家具や照明のストーリーも。
この家は全てに意味があり、語るべきことがたくさんあります。
イベントの参加者は、おもてなし料理&スタイリング教室SugarLab.に長年通われている生徒さん達です。お料理好きで皆キッチンに興味がありますので、キッチンを重点的に。
全ての引き出しや戸棚を開けて、収納方法もご覧いただきました。
キッチンで大切にしていることは、「キッチンは料理人の舞台」ということ。
料理を楽しめて、料理をする人が生き生きと美しく見えることが大切!
タイルと照明でキッチンの背景を美しく整えましょう。
「この家のキッチンは、私が美人に見えるようにデザインしました(笑)」と熱弁しているところ↓
実際にファッションのカラー&骨格診断の結果を踏まえて、自分の肌色や骨格に似合うタイルを選んでいます。そんな視点を家づくりに取り入れても面白いと思います。
家で人をおもてなしすること
人が集まりたくなる家
住み手はもちろん、ゲストにとっても居心地の良い空間であることは、私が家をデザインする際に大切にしていること。
おもてなしのエキスパートであるSugarLab.の佐藤紀子先生とご一緒でき、光栄で貴重な経験でした。
素晴らしい機会をくださった先生、遠くまで足をお運びくださったSugarLab.生徒の皆様に心より感謝申し上げます。