ウォールライト(壁付照明)をご存じですか。
ブラケットライトとも呼び、「壁に設置する照明」のことです。
デザイン性の高いウォールライトはインテリアのアクセントになり大変おすすめです。
インテリア効果が高く、お客様にも喜ばれるため私も積極的に提案に取り入れています。
ウォールライトのメリットは大きく3つあります。
デメリットではないのですが、設置について以下の点に注意が必要です
新築やリノベーションで壁を壊したり/つくったり、壁紙を張り替えたりなどのタイミングには簡単に採用できる工事です。
インテリア効果が抜群なので、ぜひ取り入れていただきたいと思います。
今日は弊社の事例の中から、ブラケットライトの取り入れ方をご紹介します。
設置の際は「スイッチをどこに設けるか?」も重要なポイントですので、照明器具情報と共にスイッチの話もまとめました。
リノベーションで和室をダイニングに改装した事例です。
西洋の設えでは左右対称が基本ですので、ミラーを中心にウォールライトを左右対称に設置し、壁色や仕上に変化をつけることで海外のダイニングルームのように仕上げました。
天井のシャンデリアだけでは暗いため、ウォールライトで明るさもプラスしています。
<照明器具>フランスのヴィンテージ(真鍮&ガラス)
<スイッチ>部屋入口に設置。2灯同時にon/off
アートを中心に左右対称に2点設置した事例です。
上下の光が壁面タイルを優しく照らします。
リビングが狭くてテーブルランプを置くスペースを確保できない場合、ソファ背面にウォールライトはおすすめです。
タイル壁面に照明を設置する場合には、タイル割付とのバランスも重要な検討ポイントとなります。
<照明器具>Panasonic LGB80553 LB1
<スイッチ>部屋入口に設置。2灯同時にon/off
アクアテラリウム水槽&ワインセラー付き特注家具の上に壁付照明を設置した事例です。
壁にはランボルギーニの壁紙(サンゲツSGB2312)を施工しましたが、照明のおかげで壁紙の凹凸感と光沢が映え、ディスプレイしたお酒類もかっこよく見えます。
<照明器具>TOWARDS ウォールライト WL-19
<スイッチ>特注家具の天板上壁面に設置。2灯同時にon/off
布張特注ヘッドボードとインダストリアルなアーム式の壁付照明で、まるで海外のブティックホテルのような寝室になりました。
<照明器具>El Jewelヴィンテージ スイングアームライト 1灯 ブラック
<スイッチ>照明の真下(ナイトテーブル上)に設置。左右1灯ずつon/off
今までご紹介した事例は「左右対称に2灯設置」でしたが、このように1灯のみ設置するケースもあります。
この事例ではダイニングのサイドボードの上にアーム式の照明を設置しました。
コーヒー器具やディスプレイとの相性も良く、存在感があります。
<照明器具>TYPE SEVEN Anglight_003
<スイッチ>サイドボード上の壁面に設置
書斎の壁面に1灯設置した事例です。
首を前後に振って位置を調整できます。真鍮のアクセントが華やか。
<照明器具>FLYMEe Factory Wall Lamp
<スイッチ>照明から30cmほど真下の壁面に設置
ウォールライト/ブラケットライトには様々な取り入れ方があります。
共通して言えることは明るくする機能面だけでなく、インテリアのアクセントになるということ。
最近は1点5万円前後でもデザイン性が高い照明器具が手頃に手に入りますので、ぜひ新築やリフォーム/リノベーションのタイミングで積極的に取り入れてみてください。
EY DESIGN
インテリアデザイナー山口恵実
英国のデザインセオリーと日本の美意識を融合し、首都圏を中心に新築・リノベーションのインテリアデザインを行う。
間取り設計から内装,家具,カーテン,アートまでトータル提案。