ホテルやオフィスが立ち並ぶ都心のタワーマンション。イギリスやアメリカ在住の経験を持つご主人と海外ドラマが好きな奥様のお住まいです。
「ラグジュアリーでリラックスできる空間にしたい」とのご要望でした。平日は主に奥様がお過ごしになるため、インテリアのテイストは奥様寄りに。
ピンクやパープルのワンピースを華麗に着こなす奥様の好きなカラーをインテリアに取り入れ、真鍮、丸・曲線のモチーフを散りばめることで、都会的で華やかなインテリアでまとめました。
お持ちのテーブルに合わせてチェアを新調。シャンパンゴールドの張地で上品にまとめます。ヴィンテージのシャンデリアは、縦ラインを強調するデザインでマンションの天井高を実際以上に高く見せてくれます。コンソールテーブル&ミラーは英国Tom Faulknerのビスポーク。サイズや仕上を指定して特注製作し、半年以上かけてイギリスから送っていただきました。
ソファは重量感のあるフォルムに足元のクロムが美しいイタリアMinotti。ベルベットの張地で重厚な雰囲気を醸し出します。ランプや丸モチーフのサイドテーブルを組み合わせ、リズムを作ります。植物やクッションを多数配することで、ラグジュアリーかつリラックス感のあるインテリアに仕上げました。
寝室はアイボリーをベースに真鍮、丸・曲線のモチーフを散りばめることで、柔らかさと居心地の良さを兼ね備えた空間を目指しました。特注ナイトテーブルの上には水彩画(伊藤朋子作)を飾り、ベッドカバーやクッションは肌触りの良いイギリスやイタリアの上質な生地でオーダー製作しています。
寝室には身支度を整えたりくつろげるスペースを設けました。特注製作のチェストの引き出しを開けると鍵付きのジュエリーボックス。魅力的なMystere Boysenberry(神秘的な木イチゴ)の張地でジュエリーが美しく映え、 引き出しを開ける度に気分があがります。
将来子供部屋へ転換する予定のお部屋は、一旦ピアノルーム兼ゲストルームへ。上飾り付のカーテンで可憐でシンプルなインテリアでまとめました。
Photo by 後藤徹雄